2023/12/12 突発性難聴(罹患から1年)

1年たったので経過をまとめておきます。
最近計測したオージオグラムを含め、罹患直後からの聴力は以下のようになります。

半年から1年ではほとんど違いがない。


罹患(りかん)当初の症状は
左耳の音は全く聞こえず、めまい、耳鳴りがひどい状態だった。
めまいのため歩くことも困難な状態だった。

 

現在は、低音は聞こえるが高音は聞こえない。
高音は一定の音量を超えるとザーというノイズとなって聞こえる。
堂本剛さんが自身の突発性難聴の聞こえ方を話していたがこれに近い。
映画館などで音量が大きすぎる場合はノイズがやかましいので左耳だけ耳栓をすることがある。
電車内でもノイズで疲れることがあるので耳栓をすることが多い。
大人数でしゃべられると聞き取り辛い。
普段耳鳴りがキーンと聞こえているが静かなところだと耳鳴りがあまりしないので静かな環境が好きになった。
耳鳴りはだいぶ慣れたがたまにうるさいと感じる。
高音の女性の声は左耳では聞き取り辛い。
めまいのほうはほぼなく、運動は普通にできるし自転車も問題ない。ここ2カ月くらいの間に3回ほど登山に行った。
ただ血行が良くないときで、かつ難聴の具合によって軽いめまいに似た状態になることがある。
というのが今のところの症状である。


普段の会話などは問題ないし YouTube を見たりアニメを見たりゲームをしたりは音量を上げすぎなければ問題なく楽しめる。
仕事はプログラミングがメインで会話は少なめで耳では困っていない。
不思議なことに当初は音の出てる方向がまったく分からなかったが、今はなんとなく分かるようになった。

やった治療としては
- プレドニン(ステロイド)を2週間だけ、初回 60mg から少しずつ減らしていく方法
- アデホスコーワ(代謝賦活・抗めまい剤) 3か月ほど
- メコバラミン(ビタミンB12) 3か月ほど
- 運動、毎日ウォーキング 60分 + 軽い筋トレ
- 入浴
が主な対処でした。
罹患から48時間以内にクリニックに行って薬をもらっているので対応は早かったはず。
ステロイドは効いたかどうかよくわからないが低音が良くなったのはステロイドのおかげかもしれない。
アデホスコーワ、メコバラミンはおまじない程度のものだと思う。
重度の症状だったのでクリニックから大学病院を紹介してもらって行って MRI 検査をした。
メニエールではなさそうということが分かったぐらいであとはクリニックで処方された薬と同じものが出された。
高気圧酸素療法も一般的には推奨されるが近くにできる病院がなかったので残念ながら試していない。
もしかしたら効果があるかもしれないが、私ぐらい致命的なダメージだと回復は難しいかもしれないと思っている。そう思っておかないと高気圧酸素療法をしなかったことを後悔しそうなので。
運動、入浴を治療の一環に入れているのは血行のためです。
実感ですがこの病気は血行が重要な要素で運動したあとや入浴後が調子がいい(運動中、入浴中は耳鳴りはするけど)。
とくに罹患してすぐのときには入浴をして体を温めて十分な睡眠をとらないと翌日のめまいがひどかったからです。
運動もせず入浴もしない状態が2日ぐらい続くと、耳の聞こえは変わらないがめまいが大きいように感じました。肩こりもなぜか酷かった。
もし罹患してめまいを感じている人は血行に良い運動を取り入れることをお勧めしたい。
入浴も良いと思う。
鍼(はり)もそういう意味では治療としては良いのかもしれませんがやったことがないのでわかりません。
現在は薬は飲んでいないが運動は毎日している。
右耳は正常なのでこっちも突発性難聴にならないように気を付けないといけない。
両方やってしまうとまずいので、普段の生活を気を付けるようになった。

 

 

 

病気になった直後は絶望しかなかった。
QOL の低下や仕事をやめなければいけないのではないかという不安、めまいで歩けない等々。
しかし現在はそんな悩みはなくなっている。
気を付けなければいけないことは上で書いたようなことがあり罹患前とまったく同じとは言えないが、日常が戻って普通に生活している。
そんなわけで突発性難聴になってしまったというブログでした。
ブログの更新はこれで終わりですが何か変化があったら書くかもしれません。

それではー。